薬効成分あり!自然治癒力が最も強力な植物は?
一般的には、人工的に生産された薬や処方箋が主流ですが、それが唯一の治癒の道というわけではありません。工場などで製造された医薬品か、自然由来の薬用植物か、自由に選べるようになった現在では、すべての始まりである薬草に回帰しようとしている人が増えているようです。そこで今日は、ハーブ療法を生活に取り入れたいと考えている人々に向けて、自然治癒力が最も強力な植物について紹介しようと思います。ただし、新しい治療法を始める前には、特に持病のある方は、必ず担当専門医に相談するようにしてくださいね。
銀杏(イチョウ)
イチョウは、最も古くからある樹木の一つでもあり、最も古いホメオパシー植物の一つでもあり、そして中国医学において重要なハーブでもあります。イチョウ葉は、カプセルや錠剤、エキスの材料としてよく使用され、乾燥させてお茶として飲むこともあります。効能としては、脳の健康を改善する作用が最もよく知られていて、複数の研究によると、軽度から中等度の認知症患者に効果があるそうです。信頼できる情報源によると、認知症やアルツハイマー病の認知機能低下を減少させることが証明されています。最近の研究では、糖尿病を防ぐ可能性のある成分として注目を浴びているほか、骨の修復を改善する可能性を示唆する動物実験など、イチョウに関するさらなる研究が行われています。
ターメリック
オレンジ色が印象的なターメリックが入ったボトルは、調味料コーナーで見かけない日はないでしょう。インド原産のターメリックには、抗がん作用やDNAの変化を防ぐ作用があると考えられています。抗炎症剤としてサプリメントで摂取することもできますし、関節炎患者の痛みを軽減するために局所的にも使用されています。またターメリックは、世界中で人気のある調味料であるので、さまざまなレシピにプラスしても美味しく食べられるうえに、抗酸化物質を豊富に摂取できます。さらに、最新の研究によると、皮膚疾患や関節の炎症の治療薬としても期待されているようです。
月見草オイル
鮮やかな黄色をした月見草からとれるオイルは、悩まれている女性も多いPMSの症状や、皮膚炎などの肌トラブルに効果的だといわれています。比較的入手しやすい月見草オイルに関する研究は世界各地で行われていて、中には高い期待ができるものもあります。例えば、いくつかの試験により、月見草オイルは抗炎症作用があることが証明されているほか、アトピー性皮膚炎や糖尿病性神経障害など、病気の治療を助けてくれることも判明しています。また、乳房の不快感など、その他の症状にも効果が期待できるようです。最近の研究では、多発性硬化症を持つ患者の生活の質を高めること、多嚢胞性卵巣症候群を持つ患者のホルモンとインスリン感受性を変化させること、中程度の皮膚炎の治療に局所的に使用できることなど、月見草オイルの効能が次々と明らかになっています。
亜麻仁(フラックスシード)
オイルとしても販売されている亜麻仁は、植物由来の最も安全で健康に良い食品の一つです。ここ数年で話題になっていますが、実は何千年も前から収穫されてきた食べ物です。最近では、亜麻仁の抗酸化作用と抗炎症作用が高く評価されています。
信頼できる情報源によると、亜麻仁には、血圧を下げる働きがあるそうです。亜麻仁を豊富に摂取すれば、肥満を解消する効果も期待できます。食べ方としては、お粥やスムージーに亜麻仁オイルを混ぜて摂取するのが人気みたいです。